日大のアメフト問題、AKBグループの不祥事、大企業の不正問題等々。
これらのニュースを見て、「こいつらバカじゃない。リスクマネジメント、どうなっているんだ」と思われる方も多いかと思います。
リスクマネジメントとは、簡単に言えば
ということです。
先のニュースなどみると、私も「リスクマネジメントなど全くやってないんじゃない」と確かに思います。
しかし、何もトラブルが発生していない、順風満帆な時にリスクマネジメントするのは簡単です。冷静にこれらの理屈通りのステップを踏むことができるでしょう。
しかし、先のニュースのような大きなトラブル、或いは、私達に身近な
・売上目標未達が毎月続いている。赤字がずっと続いて、このままいけば倒産かも
・大事な顧客から切られそうになってしまった
・全社を挙げて取り組んだ新商品が全く売れない
・大きな事故が発生した
等々、最もリスクマネジメントが必要な危機的状況(逆境)に陥った時、私達は先のリスクマネジメントの手順を行えるでしょうか?
行っても、大概、失敗します。
日大等々と同じようなことを、やらかしてしまいます。
それはナゼか?
リスクマネジメントを行うリーダーは人間であり、人間は感情の動物だからです。
人間の感情がリスク管理を難しくするのです。
大きくリスクマネジメントに失敗するリーダーは2種類に分かれます。
①起こってもいないリスクで炎上するリーダー
危機的逆境に陥ると、このタイプのリーダーは、一つのリスクをキッカケに様々な取り越し苦労をし始めます。いま考えても仕方がないリスクまで考え始め、それが起こったらどうなる、更にその影響は、それが発生したら…と、必要以上にネガティブに物事を考えるようになる。
このようなリーダーにリスクマネジメントを行わせると、起こってもないリスクで自身の頭・感情を炎上させていきます。結果、無力感や恐怖に襲われ何もやらなかったり、混乱した意志決定を下したり、焦って意味のない行動をとったりするようになり、組織まで炎上させていきます。
②リスクを見てみないふりして炎上するリーダー
危機的逆境に陥ると、このタイプのリーダーは、リスクを見ないふりし始めます。
本来なら対応を考える必要なことでも、何とかなるさ!とか、そんなことは起こらないよ!考えすぎだよ!等、現実を過剰なまでに楽観的に捉え、リスクへの対応を考えようとしません。
このようなリーダーにリスクマネジメントを行わせると、リスクを直視することなく、逃げ回るため、いざそのリスクが現実に起こってしまうと、早期対応をしておけば何とかなったような危機さえも、取り返しのきかないような危機にまで炎上していきます。結果、慌ててリスクに対応しようと、支離滅裂な意志決定を下したり、焦って意味のない行動をとったりするようになり、組織まで炎上させていきます。
この2パターンのリーダーに、危機的状況や逆境においてリスクマネジメントを任せるのが危険なのはお分かりだとは思います。
しかし、多くのリーダーが危機的状況では、この2つのタイプになりがちなのです。
一方、危機的状況や逆境でも、見事にそれを乗り越える、レジリエンス(逆境でのモチベーション回復力=逆境でも折れない力)が高いリーダーもいます。(レジリエンスとは?の詳細はコチラ)
彼らレジリエンスが高いリーダー達は
皆さんの組織で、現場のリスクマネジメントを担って頂いているリーダーは3つのうちどのタイプでしょうか?
①起こってもいないリスクで炎上するリーダー
②リスクを見てみないふりして炎上するリーダー
③レジリエンス(逆境克服力)が高いリーダー
リスクマネジメントは手法だけではダメ。それを行うリーダーのレジリエンス強化・育成が必要なのです。
あなたのチームの管理職・リーダー達が
③レジリエンス(逆境克服力)が高いリーダー
でないのなら、管理者・リーダー達のレジリエンス(逆境でのモチベーション回復力=逆境でも折れない力)を高める為のトレーニングを実施される事をおすすめします。
弊社では、
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PRM⇒Program of Resilience Mindset&skill の略。
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小さな逆境であれば、低いレジリエンスしか持たない人でも大丈夫。乗り越えることができます。
しかし大きな逆境を乗り切るには、強靭なレジリエンスが必要になるのですが、対応するだけのレジリエンスがなく、苦しみ、挫折しそうな人も多数発生しています。
私も以前はレジリエンスが高くなく、逆境に直面すると大きくモチベーションを下げ、なかなか回復させることができず苦しんできた経験があるので、同じように苦しんでいる方々に、私がレジリエンスを高めるために身につけたノウハウをご提供することで、少しでもお役に立てばと考え、無料で本診断サービスをはじめました。
レジリエンス(逆境でも折れない力)を評価する際、様々な視点がありますが、本診断では「フレーミング力(逆境・ストレス要因の何に着目し、どう解釈するか?)を中心に診断します。
レジリエンスが高い人のフレーミング特色をもとに、
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診断は無料です。(診断レポートは、毎週日曜日の週1回発行予定)
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