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10年後も将来性のある会社を見極める7つの視点 HEADLINE

会社の将来性、成長性を見極めることは案外難しいものです。
今現在の成長に囚われず、「10年後も将来性を感じる会社」を見極めていくための7つの視点をご紹介していきましょう。


1. 「今、ヒット商品」があるからといって、単純に将来性のある会社と思うな


一つのヒット商品が生まれるだけで、会社は急成長していきます。
ここで知って欲しいことは、「ヒット商品と、次から次にヒット商品を生み出す企業体質は正比例しない」ということ。
つまり、「運が良かったから(偶然)、ヒット商品に恵まれ、今急成長している企業」という会社も多いことを知っていて欲しいのです。

このような会社は、今、ヒット商品があるからといって、単純に将来性のある会社とは言えません。今のヒット商品の人気が落ち着いた瞬間から、将来性のない企業に変わっていきます。

そこで10年後も将来性を感じる会社かどうかを探るには、今のヒット商品の将来性に拘らずに、
「そのヒット商品は、ラッキーで生まれたものであり、それに安住している会社か?」
それとも
「ヒットのある現状に満足せず、次のヒット商品を生み出す為に傲らず更なる地道なチャレンジをしている会社か?」(ヒットしていなくてもいいので、チャレンジフルな新商品の販売状況はどうか?)
をチェックしていけばいい。

もちろん、後者であれば10年後も将来性を感じる会社ということになるだろう。


2. 「今、素晴らしい顧客」がいるからといって、単純に将来性のある会社とは思うな


商品と同じ位に大切になる、会社の将来性を左右するものが「企業が抱えている顧客である。
成長性のある(消費意欲の高い)顧客と取引ができていれば、その顧客との取引シェアを維持さえしていけば、成長していくことになるからだ。
逆に、成長が止まっている顧客との取引が多い企業は、努力して取引シェアを増やしていっても、縮小していくことになるからだ。
「今、将来性のある企業」は、顧客に「成長性のある顧客」を数多く持っている企業が多い。しかし、これが単純に将来性のある会社かといえば、違うことが多い。

10年後も将来性を感じる会社かどうかを探るには、「今、成長性のある顧客は、10年後も成長するような顧客(市場)なのか?」「未来の成長性のある顧客(市場)を増やすために、手を打っているか?」をチェックしておく必要がある。


3. 「今、株価が高く、上げ相場」だからといって、単純に将来性のある会社とは思うな


株価が高い、株価が上げ相場だからといって、将来性のある会社かといえば、超短期でいえば、そうかもしれない。
しかし、10年後の将来性のある会社かと言えば、全く違うと考えた方が良い。

株の売買をしている人の多くは、短期の株を売買で利益を出そうとしているので、その会社が目先の利益が出せるか?目先の将来性があるか?のみをチェックしているだけである。また、将来性には関係のない政治的な動きや怪しげな噂等で、相場が上がったりもするからだ。

「株についてよほど詳しい人」以外は、、就活先の将来性を知るための参考にするのは、お勧めはしない。

4. 「今、業界の勝ち組」にいるからといって、単純に将来性のある会社とは思うな



今、業界の勝ち組であり、業界の中で高いシェアを獲得しており、圧倒的な強みを持っているからといって、その業界が落ち目の業界であれば、10年後も将来性を感じることはできないはずだ。
業界のパイが小さくなっている中で、シェア拡大をしていっても、それには限界があるからだ。

10年後も将来性を感じる会社かどうかを探るには、、「今、その会社が業界内で勝ち組になっているか?」だけでなく、「その業界が、勝ち組の業界か?」「そうでなければ、今後、勝ち組になる業界への進出をどう考えているか?」をチェックしておく必要がある。


5. 「今、すぐれた技術」を持っているからといって、単純に将来性のある会社とは思うな


優れた技術を保有している企業には、今後、数年の将来性を感じることができるでしょう。
だからといって、その技術があるからといって単純に将来性のある会社と言えるか?は全くの別問題です。
今の技術は進化が早く、早い業界では1年、遅い業界でも5年くらで、その技術は陳腐化(ありきたりのもの)になってしまうのです。

10年後も将来性を感じる会社かどうかを探るには「素晴らしい技術を保有しているか?」よりも、「素晴らしい技術を生み出す社内体制がどれだけあるか?」「未来の技術に対して、どれだけ研究開発費を注ぎ込んでいるか?研究開発費の伸びはどうか?」「新規の特許申請の件数はどうか?」をチェックしておく必要がある。


6. 「今、すぐれた人材」を持っているからといって、単純に将来性のある会社とは思うな


長い社歴の会社であれば、今のその会社の収益や成長を支えているのは「35歳以上の社員」ではないかと思う。
今、将来性のある会社というのは、35歳以上に優秀な社員がいる会社とも考えることができる。しかし彼らがいるからといって、10年後も将来性を感じる会社と言えるかといえば違う。
10年後も将来性のある会社には、現在の主力社員とは異なる、「今35歳以下の社員にどれだけ優秀な社員がいるか?」が重要になってくるのである。


10年後も将来性を感じる会社かどうかを探るには、「今35歳以下の社員の社員比率」や「今35歳以下の社員を育てる仕組みがどれだけあるか?」をチェックしていく必要がある。

7. 「今、社長のビジョンが魅力的と感じる」からといって、単純に将来性のある会社とは思うな


会社説明かなどにいき「社長のビジョン」が非常にチャレンジングで、納得性の高いものであり、そのビジョンに将来性を感じる人も多いと思います。

しかし、ビジョンは語る事は簡単ですが、計画を実行しビジョンを達成するのは簡単なものではありませんから、ビジョンだけ聞いて、その会社が将来性があるか?を判断するのは早計です。

10年後も将来性を感じる会社かどうかを探るには、「その社長は、5年前、どのようなビジョンを語り、どう実行してきたか?」もチェックしてください。5年前のビジョンが、今の状態と全く異なっている姿であれば、そのビジョンに「将来性」を見いだすのは危険かもしれません。



表面上の企業分析では終わらせずに、以上の視点で一歩深く企業を調査し、分析していくことが「将来性を感じる会社」を見極めるには大切になります。



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