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人事担当者の心を打つ面接・エントリーシート5ポイント HEADLINE

就活でのエントリーシート・履歴書・職務経歴書は「あなたという商品のパンフレット」であり、面接は「あなたという商品のセールス活動」です。
就活をしているあなたは、あなたという商品を販売する「宣伝部長」「セールスマン」という認識が必要です。
セールスマンというと、悪い印象を持つ人がいるかもしれません。人を騙す人、無理矢理売りつける人等々の悪徳セールスマンの印象が強いからかもしれません。
しかし、就活をしている人の中にも同じような人がいます。
「自分を実際以上に大きく見せたり」
「日頃の自分とは異なる人格を演じたり」
「必要以上に強引にアピールする」ような悪徳就活者たちです。
しかし、悪徳セールスマンも、悪徳就活者も、最後は破滅の道に進んでいきます。

セールスマンは当然、悪徳ばかりではなく、優れたセールスマンも沢山、世の中には存在します。そちらに学んでいきましょう。
優れたセールスマンは、人を騙したり、無理矢理売りつけることなどしません。
顧客に、商品の優れた部分だけでなく、弱点となっている部分までも説明し、なおかつ「買いたい!」という気持ちにさせるのです。
売ったら最後ではなく、顧客と長く友好的な関係を築きながら売り続けることができるのです。


就活を行う皆さんも、「あなたという商品の魅力をしっかりと売り込める優れたセールスマン」になって頂き、入社後にも「あなたを採って良かった!」と、働く仲間達に言って貰えるようなセールスができるようになる必要があるのです。


優秀なセールスマンには、いくつか共通する特色があります。
代表的な5つの特色を紹介しつつ、彼らに学び、就活で応用していく方法を紹介していこうと思います。



1. 「商品の良い部分と悪い部分」をしっかりと知っている。


売れるセールスマンは、売り物である商品を誰より詳しく研究しています。
他の会社の商品と比較して、何が長所で、何が短所になるのか?
お客様は、何に魅力を感じ、何に問題を感じるのか?
といった研究を誰よりも行っています。

就活者である皆さんが彼らから学び真似することは何か?
商品である「自分」を整理
していく必要があります。
何が長所で、何が短所なのか?を「天職に就くための自分分析法」で紹介した自分分析をし、自分を整理して下さい。

自分が持っている武器を、徹底して知りましょう。
あなたには沢山の武器を持っているのです。
多くの人は、せっかくの自分の武器を使わないまま、就活が終わってしまいます。
宝の持ち腐れで終わってしまうのです。

せっかくの素晴らしいあなたの才能。
まず整理しましょう。


自己分析をされる際、弊社が提供しているこちらのサービスも参考にしてください。
*無料からできる自分分析の為の性格分析 UPシステム自己分析版



2. 「商品の良い部分」を客に分かりやすく伝える準備ができている


セールスマンは、商品を説明することは大事な仕事の一つです。
しかし、単にその商品の長所を言えば、顧客が分かってくれるかと言えば違います。

例えば、新型iPhoneを販売しようというセールスマンがいるとします。ダメはセールスマンは「新型iPhoneは、指認証という機能がついていますよ」と、単に機能だけを説明します。

しかし、優秀なセールスマンは「今まで、特に急いでいる時など、イチイチ暗証番号入れるのが面倒しかったですよね。それがメチャ簡単になるんです。指をつけるだけでいいんです」
みたいに、「自分の商品の良さを分かりやすく伝えるための準備」をしています。

だから同じ商品でも、顧客は優秀なセールスマンから買いたくなるのです。


就活者である皆さんが彼らから学び真似することは何か?
「自分の長所」のエピソードを整理]
することです。
自分分析した長所を、単に「私はリーダーシップが高いです。」等といっても、人事担当者の心には響きません。心に響くような工夫が必要になってくるのです。

誰でも簡単にできる工夫は、その長所に関するエピソードを探すことです。
例えば、「高校でも部活でキャプテンをやって県大会の準決勝までチームを導いたし、大学では○○というプロジェクトを推進するリーダーをやっていました。チームを目標に一致団結させていくリーダーシップには自信があるんです!」等と言えるように、自分の長所に関する分かりやすくイメージしてもらう為のエピソードを準備していく必要があります。具体的であれば、あるほどエピソードは生きてきます。しっかりと準備して下さい。

エピソードを伝えることで、人事担当者は
・ 「あなたが言っている長所が事実で、長所を発揮できている時のあなたの人間像」を知ることができ、
・ 「職場に入ってから長所を発揮して働いているあなたの姿」を想像できるようになるのです。


長所をエントリーシートや面接の時、効果的に伝えることができるように、自分の過去を振り返り、長所が発揮された場面のエピソードを準備しておきましょう。弊社ではそれをまとめたものを、「就活ネタ帳フォーム」と呼んでいます。
ネタ帳の書き方事例はコチラを参考にしてください。自分のエピソードをネタ帳にまとめたい時は、こちらのシートを活用ください。


3. 「商品の悪い部分」を正直に伝える際、客にマイナスではなくプラスとして感じさせる準備ができている


セールスマンは、良いことばかりしか言わないと思われる方が多いでしょうが、優れたセールスマンはそんな事はありません。
問題となりそうな短所もしっかりと伝えた上で、お客様の心を「買いたい」と思わせるのです。
短所を言わないまま、顧客に売り込んだとすると、後で顧客から「騙された」とか「話が違う」等のクレームを生み、結局は顧客を失うことになるからです。
もちろん、顧客がスムーズに「短所・欠点」を受け入れてくれるような表現をしっかりと準備した上で、説明しているのです。


就活者である皆さんが彼らから学び真似することは何か?
「自分の短所」に向き合い、改善に努力しているエピソードを整理
することです。
人は「ダメな点」を語ってくれる人を信頼します。また「ダメで失敗した話」は、自慢話より共感して聞いてくれます。
ですから、自分分析シートの短所の部分を見て、あなたの短所にまつわる、失敗エピソードを思い出し、準備してください。


しかし、「ダメな点、失敗話」だけを語っても、「正直な奴」「面白い奴」という事だけで終わってしまいます。
そこで必要になるのが「ダメなところ(短所)があるのだけど、どう改善しようと努力をしているのか?結果、どう変わってきているのか?」という、改善に向けた具体的な努力のエピソードを準備して下さい。
「自分にはダメなところがあり、大きな失敗もしてきた。だから就職するにあたって、今、改善の為に努力をしてきている。
結果、少しでも○○という点が変わってきた」
と話せるように準備して下さい。

このように「弱点」を話すことができれば、単なる「正直者」「面白い奴」という評価だけでなく、
「自分の欠点や問題に正面から向き合うことのできる奴」「頑張る力がある奴」という評価を得ることができるようになるのです。
弱点に向き合って、改善が進んでいくという成功ストーリーは、素晴らしいセールスポイントになるのです。


人には誰でも弱点があります。それに向き合っている姿をアピールできる準備をしていて下さい。
(もちろん、改善に向け努力してない事であれば、話してはダメです。相手が期待をしてしまいますから、入社後にあなたが苦労します。)

こちらも、ネタ帳に記入すれば簡単です。
ネタ帳の書き方事例
フォーム


4. 顧客ニーズをしっかりと調べ、そのニーズに合わせ重点的に「商品の魅力」を伝えることができる


ダメなセールスマンは、商品の情報を全て話そうとして失敗します。
優れたセールスマンは、準備した商品情報を全てお客様に話す訳ではありません。商品説明の前に、お客様が知りたがっている商品情報は何か?を捉え、そのニーズにあった情報を中心に伝えていきます。お客様がセールスにそれほど付き合って貰える時間は限られているからです。
限られた時間に、お客様の望む情報を中心に話すのが優れたセールスマン。限られた時間に、お客様がどうでもいい情報を延々と話すのがダメセールスマンと言えるでしょう。


就活者である皆さんが彼らから学び真似することは何か?
「その会社は、自分の何に興味を持ってくれるか?」を整理
すること。
その興味を持ってくれそうな点にフォーカスし、重点的にアピールしていくことです。

前述の「1,2,3の整理」を行っていけば、
「自分には、どんなPRポイントがあるか?」「どんなエピソードを訴えていくといいか?」が整理できます。
しかし、それを全てエントリーシートや面接で伝えるとどうなるでしょうか?
あなたのせっかくの個性がどれも中途半端に伝わって終わるだけでしょう。
なぜか?


人事担当者の時間は限られている。
長々しいエントリーシートを読んだり、面接で長々しい話を聞く時間などないからです。


限られた時間の中でアピールしていくには、訴えていくべき点を絞る必要があります。
沢山の長所・短所の中で、その会社は自分の何に興味を持ってくれそうなのか?をしっかりと考えましょう。
短時間しかない中、あなたの全てを伝えようとすれば、逆に何も人事担当者には伝わりません。
重点的に伝える事ではじめて、あなたの良さが伝わるのです。


そのために、
「エッ、こんな会社だったの!と後悔しないための企業分析シート」で紹介した、会社分析シートを見直しながら、
その会社が求めている人材像を考え、自分のどの長所・短所について知りたがっているのか?を考えましょう。
会社別に、アピールポイントとなる長所・短所を明確にするのです。


会社が違えば、職種が違えば、「あなたのどこに興味があるか?」は全く異なります。1社毎に、この事について考えてみる。
もし、それが思い浮かばないようでしたら、まだ会社分析が不足しているということ。
もう少しだけ時間をかけて、再度その会社を分析してみて下さい。


就活がうまくいかない人は、よくこんな行動をしています。
  • ・ コピペして、どの会社にも同じエントリーシートを提出する。
  • ・ 面接マニュアルを作って、どの会社で面接を受けても同じように自己PRをする。

このように会社側のニーズを無視し、機械的に活動をするから、どこの会社にも魅力が伝わらないということになるのです。

効果的にあなた自身をPRしたければ、
各社別に知りたい事を想定し、そのニーズを満たすよう、重点的にエントリーシートを書き、面接の時はアピールポイントを変えていきましょう。



5. 顧客の記憶に焼き付く5つの要素を意識した商品説明ができる


人の記憶はいい加減なものです。そして、私達は記憶していくべきことが沢山あります。
優秀なセールスマンは、この事が分かっています。
お客様が日々の中で得る沢山の情報の中で、自分が与える情報だけをいかに記憶させるか?に注力しています。

就活者も同じです。
人事担当者は沢山のエントリーシートを見て、面接を行います。
正直、全ての人を記憶することなどできません。
セールスマンと同じように、人事担当者に「あなたについて記憶」させる工夫が必要になるのです。