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グズな人で終わらない。実行力のある人の思考スタイル HEADLINE

企業において、よく大きな目標を掲げている会社を目にします。その多くは、ほとんどは未達で終わっています。作った時がモチベーションのピーク。期末においてはモチベーションの火はほとんど消えているという状況です。「言うバッカしの会社」です。

個人においても同じようなケースが多いのではないでしょうか?年始に立派な目標を作られる人がいます。しかし、もう今頃になるとその目標へのモチベーションは消え、すっかり忘れ去られています。しかし、一部の人は年始に作った目標を毎年、確実にクリアしていっている人達もいます。この違いは何なのでしょうか?

この違いの一つが、「実行力」ではないでしょうか?(やり抜く力とも言えます)
この強化に向けて、弊社では「GDP研修(やり抜く力開発プログラム)」をご用意しています。

大きな目標を掲げる事は、ある意味、誰でもできます。グズな人でも。問題は、それをどう「実行し続けるか?」という事。ここでほとんどの人は躓いてしまいます。
そこで、今回は「実行力」について考えていきたいと思います。実行力を定義するとすると、
やると決めたことを確実に実行していく力
となるのではないでしょうか?

コンサルティングの仕事でよく社長にインタビューする機会があるのですが、目標倒れの会社の社長さんに話を聞くと、財務数値以外の戦略的目標未達の理由として3つが代表的なものです。
  • やり方が分からなくてできなかった(誰に相談してもやり方が分からない)→空振り
  • やって失敗した→凡打
  •   A. 一度やって失敗して、諦めた
  •   B. 失敗から学べず何度も同じ失敗を繰り返した
  • 時間がなくて(忙しくて)、やらなくてできなかった→見送り

しかし、話を詳しく聞いてみると、ほとんど8割くらいの理由は3番目の「時間がなかったから、やらなかった」という状況です。実行力がなかったという話なのです。グズがでちゃうんですよね。

一方、常に目標を達成しているような企業の社長さんに話を聞くと、「すぐやる!必ずやる!できるまでやる!」が徹底されています。
目標として掲げられたかぎり「時間がなくてやらなかった」みたいな話は、ほとんど出てこないのです。いわゆるこれが実行力だと思うのです。

このような「すぐやる!必ずやる!できるまでやる!」という実行力をつけていくポイントは何なのでしょうか?私共の「楽しさ創造力研修」で学んで頂いている、そのような実行力のある人の思考スタイルを6つをご紹介しましょう。

1. 自ら、「やる」「やらない」を決めている


実行力のある人は、上司から頼まれた仕事、上司から押しつけられた目標でも、「命令されたからやらされている」という意識では行動していません。あくまで「やる」と決めるのは自分であるという姿勢。もちろん、単に命令を聞くだけでなく、納得できなければ徹底的に議論をしていきます。しかし了解した以上は「自分がやる」と決めた仕事だという意識で仕事を行われています。

「やらされている」と感じたものは、気持ちの優先順位が低くなり、後回しになりがちになってしまいます。「了解した以上は、全て、自分がやると決めた目標」という感覚が目標や仕事への高いモチベーションをもたらしているのではないかと思うのです。他人からやらされていると感じた瞬間からモチベーションは下がっていきますからね。


2. 意識化を行う工夫をしている


例えば、ゴルフをしている際に「アドレスはどうで、グリップがどうで、目の位置がどうで、スタンスは・・」という事を達人からいっぺんにアドバイスをされても実行はできません。人間には意識化できる事には限界があるからです。いくつもの事を同時に意識化できないのです。仕事の目標も同じです。たくさん目標がありすぎると、意識ができません。

実行力がある人はそれを分かっています。その為、ホントに大事な目標は、意識できるだけの数に絞り込んでいます。メチャ多い目標を掲げて、自分で作った目標にも拘わらず、「あなたの目標は」と友達から尋ねられると答える事ができない人がいます。そんな状況を避け、常に意識というポケットの中に詰め込めるだけの3つ以内程度の目標に絞り込んでいるのです。


3. やる事を必ず、具体化する


目標をいくら掲げていて、常に意識化できる為に念仏のように目標を唱えるだけではダメであり、いくら目標を鮮明にイメージ化するだけでもダメ。実行力のある人は、大きな目標であればあるほど、それを細かくブレークダウンして、今すぐにできるくらいに小さく具体化していく力を持っています。決して、大きな目標のままに放置しないのです。大きな目標のままブレークダウンせずに放置しておけば、目標の大きさや達成に向けての困難に尻込みしてしまい行動ができないから。

どんな大きな目標や問題でも、「小さな行動」の積み重ねで解決していく事ができる。ブレークダウンしていく事でそれに気づき、モチベーションを高めていく事ができるのです。ちょっと大きめな目標があれば、それをすぐに小分けに具体化する、ブレークダウンしていくという習慣があるからこそ、実行ができるのでしょう。


4. 見える化をしている


2で述べましたが、意識には限界があります。その限りある資源である「注意力」を無駄には使えません。実行力のある人は、また、日々のタスク、ブレークダウンされたデイリーの目標等に「貴重な資産である意識」を使わないでいい工夫をしています。記憶に、そのような細々したものは残さない工夫をしています。

スケジュール帳やTO−DOリストに全てそれらをメモする習慣ですね。GTD的な習慣です。肝心なものに、注意力を安心して使える環境整備をしているのです。


5. 他人と仕事をする際は、相手の実行力に合わせた依頼の仕方をとっている


目標は、自分一人でできるものばかりではありません。部下や上司、お客様等の周りの協力が不可欠になります。周りの人達の実行力も重要になってくるのです。ホントに実行力の高い人は、周りの人達の実行力を引き出すことも上手です。相手の実行力を正しく見極めて、それに合わせた仕事や目標の依頼の仕方をしているのです。

例えば、3のブレークダウン能力の低い(苦手な)部下に対して、大きな目標のままに渡してしまえばどうなるかは目に見えています。そのような部下と仕事をするのであれば、ブレークダウンしたものを渡してあげるか、それとも一緒にブレークダウンする作業に付き合ってやり教育していくかという作業が必要になります。


6. パレートの法則が常に頭の中心にある


パレートの法則とは、80対20の法則のとも言われています。法則というより経験則なのかもしれません。全体の80%の成果は20%の原因からなりたっているというような形で使われます。実行力のある人は、やるという目標が決まれば、常にその結果をもたらす20について意識が向かっているのです。20の成果をもたらす80に関しては、最後の仕上げまでとっておき、とりあえずは常に成果をもたらす20の少ない事の実行に集中しています。

逆に最初から、あまり成果のでない80の事に一生懸命に取り組まれる人は、成果がでるのが遅く途中で挫折してしまうケースが多いのです。やはり、結果がでるというのは重要なモチベーションです。その結果のでる20を常に見極めて、実行に勢いをつけていく。この「勢い(モメンタム)」の重要性が分かって仕事をされているから実行力が高いのだと思います。
この実行力の養成は企業にとっても、個人にとっても不可欠な課題だと思います。「言うバッカし!」じゃ信頼が失われますからね!



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